内蔵フラッシュでグルメ その3 [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。内蔵フラッシュグルメは今回で最後にしよう。最後にふさわしいかどうかわからないけど、今回はフラッシュを使わない話だ。あれま、本当かい!? 内蔵フラッシュはとても便利で素晴らしいけど、カメラ位置から発光するために制約があるのも事実。 真正面から光が当たっちゃうと、質感がなくなることもあるんだ。写真を見てもらうとすぐにわかるはず。

今日の被写体は函館産の活ダコ。軽く湯通ししてある。半生っぽいかな。これを内蔵フラッシュで撮ると、ごく普通のタコ刺し。もちろんこれでも美味しそうだけどね、でも、函館という雰囲気は感じられない。

では、フラッシュをオフにして、店の明かり(このときは白熱電球だった)で撮ると、ほらこのとおり。陰影があるから立体的。それに軟らかそうな質感も伝わる。このほうが旨そうだ。これは内蔵フラッシュのように一方からではなく、拡散した光が取り巻くように当たっているからだ。

そもそも、ものが立体的に見えるのは、明るいところと影のところがあるからだ。真っ正面から光があたる内蔵フラッシュでは、そんな状況はつくれない。だから平坦になるんだ。α100ではそれを考慮して、別売の外部フラッシュと組み合わせることで、2灯3灯といったライティングが簡単にできるワイヤレスフラッシュが用意されている。とはいえ、このときは外部フラッシュを持ってきていないし、もしあっても、夕飯食べながら2灯ライティングは変だよね。お店にも周りにも迷惑だ(笑)

ということで、グルメ撮影は、内蔵フラッシュは使わないときがいいこともある。もちろん使ったからいいということもあるよ。下の写真の照りはフラッシュがなければなかなかだせない。大切なのは臨機応変ってことだね。

 

ところで内蔵フラッシュを使わないと、手ぶれが問題になる。フラッシュを使えば、一瞬の光だから手ぶれしないけど、自然光だけだとそうはいかない。でも、α100には手ぶれ補正機能がある。下の写真のスイッチをONにしておくだけで働くのだが、実際にどのくらい効果があるのだろう?

                   

手ぶれは人によって、つまりカメラの構え方によって、シャッター速度で2~3段はちがうと思う。上手な人なら1/15秒ぐらいでも平気だろう。でもダメなら人なら1/60秒でもぶれると思う。本番に望む前に自分の限界を調べておくといい。シャッター速度を変えながら何枚かずつ写して、拡大表示でチェックする。こうして自分の限界を知っておくんだ。

          これがオリジナル。黄色の部分をアップ

   これはぶれていない

  これはぶれている

本番では、そのシャッター速度が使えるように設定を変更する。プログラムAEで使っていれば、暗いときは自動的に最高速シャッターが表示されているから、それでも遅ければISO感度を上げるしかない。そしてもしISO感度を上げても、自分の限界のシャッター速度に達しなかった場合は、内蔵フラッシュに頼るしかない。

もっとも1枚だけではなく、何枚も撮っておくことが大切だ。フラッシュありとなしも撮っておくといいだろう。そして必ずアップで確認して満足できたら終了する。よい写真を撮るには、工夫しながらそのときにできる最大限のことをすることだ。旅の想い出にグルメは欠かせない。ぜひ、チャレンジしてほしい。来週は早くも1ヶ月。新しい展開を期待していて♪

 


2006-08-10 09:20  nice!(5)  トラックバック(1) 
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内蔵フラッシュでグルメ その2 [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。勝手に夏休み&お盆休み企画ってことで、内蔵フラッシュグルメ撮影ネタをつづけたい。暑いから涼しいところで、お気軽に読んでよ。

さて、内蔵フラッシュはとても便利な装備だ。でも、万能とはいかないんだ。最大の理由はカメラ位置からしか発光できないことだ。はぁ!? って思ったかな。そう、カメラに内蔵されたから便利になったんだ。別に持ち歩かなければいけないとか、バッテリーの管理とか、すべてを忘れて使えるのが内蔵フラッシュのありがたいところだ。けど、それ故に不便も背負い込んだってことかな。      便利な内蔵フラッシュだけど弱点も…

誰もがきっと一度は失敗したことがあるのは、レンズ自体によフラッシュ光のケラレだ。レンズが邪魔をしてフラッシュの光をさえぎってしまう。これがケラレだよ。標準ズーム18~70㍉F3.5~5.6を装着したときは、18㍉のときだけケラレる。ズームって焦点距離を変えると全長が変化するでしょ。18㍉のときは長くなるし、画角が広くなるからケラレるんだ。それと撮影距離にもよるよ。遠くを撮っているときは問題ない。

               18㍉のときは長い

               35㍉のときは短い

特に影が目立つのは近接だ。ピントを合わせるときにレンズが繰り出されるからだよ。グルメ撮影は要注意ってことだ。では、せっかくロケに行ったから、北海道名物のスープカレーで説明しよう(笑) ほら18㍉で撮影すると画面下にクッキリとレンズの影が!

 

 防ぐのは簡単。18㍉側で撮らなければいいだけ(笑) そしたらウソのように影は消える。デジタルカメラでよかったね。フィルムだとこういう失敗って、あとで気がつくからショックなんだよ。ちなみに根本的に解決するには、フラッシュをもっと高い位置に取り付ければいい。それにはカメラを大きくするってことだ。ん~ 小さいほうがいいでしょう。解決策にならないね。

さて、18㍉でなく24~35㍉ぐらいで撮るとなると、撮影距離を少し離さないとと画面に収まらなくなる。とはいえ、立ち上がって真上から撮ってはダメだ。立体感がなくなるよ。

真上じゃなく中腰ぐらいになったほうがいい。ほら、斜めからだから立体的に見えるじゃない。

さて、忘れずにカレーのアップも撮っておこう。アップでは被写界深度が浅いからピントを合わせる位置は正確にね。

被写体は選ぼう。たとえばお肉のアップって見てコワイときもあるから食べはじめたらアップはやめておく。ここでも小さく表示しておくね。

オマケでデザートも撮ろう。このときは、スペイン風のプリンがセットになっていた。こんな撮影でもコツはあるよ。いろいろ人のブログを見せてもらうけど、写真がパッとしないって感じるのは、ほとんど撮り方が小さいんだよね。これじゃあ、なんだかわからない。

小さく撮ってもいいけど、大きくも撮っておこうよ。ほら、これならどんなのか、明確でしょう。プリンの質感、キャラメルの甘そうな感じもでている。

さて、ちょっとしたコツで写真が変わるのがわかってもらえたかな。こういうコツをいっぱい知っておくと、写真はどんどん上手くなるし楽しくなる。今回の撮影は標準ズーム18~70㍉F3.5~5.6のみ。撮影モードはプログラムAEだよ。じゃ、また。

 


2006-08-08 00:20  nice!(6)  トラックバック(0) 
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内蔵フラッシュでグルメ その1 [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。ちょっと技術的な話がつづいたんで、ちがう話をしよう。夏休みになったし、すぐに使えるテクニックがいいね。旅行に行ったり、遊びに行ったりして、記念写真を撮る。その中にグルメってのがあるでしょ。美味しいものを食べたのは大きな記念。レストランで写真撮っている人、よく見かける。僕もその1人だな。個人のブログはグルメネタばっかりだ(笑)

記録としての料理の写真は18~70㍉F3.5~5.6があれば、十分に写せる。手始めに函館名物の塩ラーメンを撮ってみよう。一般的なレストランだと、明るい窓際に座れば自然光で撮影という方法も考えられる。でも、普通は暗いから内蔵フラッシュを使うことになる。内蔵フラッシュを使うなら、撮影モードはプログラムAEがオススメだ。なぜなら内蔵フラッシュの光量、レンズの絞り、シャッター速度などを、自動的に最適化してくれるからだ。

  フラッシュはプログラムAEで

さて、今度は撮り方のコツだ。画面の中にどのくらいにとらえるかだ。一見、うまく収まっているようだけど、これではダメ。迫力がない。腰が退けてるって感じかな。 

下の写真くらいにドーンと近寄りたい。周囲が少し切れた方がいいんだ。この方がヤッターって感じがするよね。ところで、内蔵フラッシュを使って驚いた。こんな近接でも少しも露出オーバーにならなかった。みんながいままで使ったカメラはどうだった? 近接でだと露出オーバーになった経験があるでしょ。ストロボの制御って難しくって、近接はうまくできないカメラが多いんだ。α100はこの点がとても優れている!

おっと、まだこれで満足しちゃあいけない。全体が撮れたら、今度は部分のアップを撮ろう。まず麺と透明なスープ。そして泳ぐネギ。

今度はチャーシュー&シナチク。ここはドーンと迫力がほしい。それ!

最後に麺をひとつかみ持ち上げたところを撮ろう。おおっと、下の写真はNGだ。 高く持ち上げすぎだよ。これだと何をしているのかよく分からない。

画面にちゃんとお箸をいれなきゃ。はい。これならOKだ。 思わず食べたくなったでしょ(笑) それならいい写真ってことだ。

この撮影は1人ではできない。必ず誰かに麺を持ち上げてもらって撮ってほしい。万が一1人でチャレンジして、片手で構えたカメラが手から滑って丼の中に落ちても、当ブログは一切関知できません、なんちゃってね。

 


2006-08-03 14:36  nice!(6)  トラックバック(0) 
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ピントはどこにあわせるか その1 [ピントについて]

はい。アベっちだよ。いきなりゴメン。前回、「次回はAFの精度をさらに上げて、ピントを合わせる方法を紹介したい」と書いたけど、ちょっと先送りさせて。その前にもっと基本的なことを書くことにした。今回もピントの話であることに変わりないんだけどさ。さて、質問ね。ピントってどこに合わせると思う? 撮りたいものに合わせるに決まってるじゃん、って答えが返ってきそうだ(笑)。そうだね。撮りたいもの、つまりは自分が感じたところに合わせるのがひとつだ。 たとえばこんなふうにね。

    / がピント位置

でも、それだけじゃないよ。こんなシーンだったらどうする。手前から奥の方までズーッとシャープに写っているでしょ。こういうふうに撮るには、どうしたらいいんだろう? ピントを合わせるのは、手前か、真ん中か、それとも奥か。

 

厳密にいうと、ピントは一度に1点にしか合わせることができない。ピントを合わせた1点の前後はピントが合っていない、ピンぼけ状態になっているわけだ。ところが、実際にはピントを合わせた前後には、ある程度の範囲、本当は合っていないけど合っているように見える部分がある。これを被写界深度(ひしゃかいしんど)というんだ。この被写界深度は、通常は前後とも同じ量があるわけじゃない。手前のほうに少なく、奥の方にたくさんある。被写界深度は奥行きを表すことばなので、正しくはたくさんあることを「深い」、少ししかないことを「浅い」という。

  被写界深度が深い

 被写界深度が浅い

さて、被写界深度が手前のほうに浅く、奥の方に深いとなるとピントを合わせる場所は、真ん中よりちょっと手前になる。おっと、一番手前ではないから気をつけて。被写界深度のことをしらないと、よくて真ん中か、そうでなければ奥に合わせていたはずだ。手前側がいまいちシャープに写らなかった経験は誰もがあるんじゃないかな。ただし、撮影距離が近い場合、たとえば1㍍以内とかね。そのときは被写界深度は手前も奥も同じ量になる。こんなときは、一番感じたところにピントを合わせるんだ。もっともあまり近いと被写界深度ってほとんどなくなってしまう。 下の写真では中央の木の実にピントを合わせている。接写なので被写界深度がほとんどなく、ほんの少し前後の実はぼけている。

 接写では感じたところに!

一眼レフはレンズを交換すること、絞りの設定、カメラと被写体との距離を変えることで、被写界深度を自由に調整することができる。その調整そのものが一眼レフで写真を撮る醍醐味だといってもいい。とはいえビギナーには簡単とはいえないんで、今回のところはひとつだけ話しておこう。ズームの焦点距離の広角側、18~24㍉ぐらいまでを使うと被写界深度は深くなる。100㍉以上、長ければ長いほどを浅くなる。一般に広角は広く撮りたいとき、望遠は遠く小さなものを大きく撮りたいときに使うレンズとされている。

でも、もうひとつ別の言い方をすると、手前から奥まで画面全体をシャープにみせたいときは広角、背景をぼかしたいときは望遠という考え方もある。この場合には、ファインダーをのぞきながらズームの焦点距離を変えるのではなく、画面全体をシャープにみせたいときははじめから18~24㍉ぐらいに合わせて使う。背景をぼかしたいときは100~200㍉ぐらいに合わせて使う。この場合、被写体の大きさを変えるのは自分の足だ。自分が動いて被写体との距離を変えることで調節する。難しく考えることはない。小さいと思ったら前に行く。大きいと思ったら後に下がる。それだけだ。カメラマンが前に行ったり、後ろに行ったりするのはこのためなんだ。

そうそう、α100には、ファインダーで被写界深度を確認できるプレビューボタンを備えている。このボタンを押すとファインダーの見えかたは暗くなるけど、どこまでが被写界深度に入っているかを確認できる。

 小さくてわかりにくいかな 

ボタン部分のアップ

とても便利な機能だ。詳しくは取り扱い説明書の活用編68ページに記載されているので試してみて。

 


2006-08-01 05:26  nice!(7)  トラックバック(0) 
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AFをビシッと当てるには その1 [ピントについて]

はい。アベっちだよ。今回はAFの話をしよう。一眼レフの実用的なAF化をスタートさせたのは、ミノルタのα-7000だった。すでに20年以上も前、1985年のことになる。そのαの流れを汲むのがソニーα100だ。

さてAFに注目してみると、α-7000のときには中央1点しかなかったフォカーカスエリアが、現在のα-100では9点になっている。っていわれても昔のことは知らないかな。ミノルタが2000年に発売したα-7のときに9点になって、α100はこのときのAFを踏襲している。

 α100のファインダー図

 9点の配置は、中央、上下、左右、四方で、もっとも被写体をとらえやすい中央。被写体の高さによって変化する上下。2つのものを取り入れたいとき、あるいは背景と組み合わせたときに便利な左右。そして画面構成上、被写体を置くポイントとして重要な四方をカバーしている。この9点のおかげで被写体を画面のどこにでも自由に配置することができる。

こんなの楽々!

フォーカスエリアを選ぶのは、ボディ背面の十字キーを押すだけと簡単だ。でも、撮影の度に選ぶのは慣れないとちょっと面倒かもしれない。中には中央でフォーカスロックして、カメラの向きをずらせばいいや、というナマケモノもでてくるはずだ。でも、それじゃあダメなんだ。フォーカスロックしてからカメラの向きを変えると、実際にはピンぼけになってしまう。被写体に対して測る角度が変わると距離が変わってしまうからだ。これは状況によっては目立つ。フォーカスエリアは被写体の近いところを選んでフォーカスロックして、必要最低限しかカメラの向きをずらさない。これを守ろう。シャープなピントを得るコツだ。下のヒマワリの写真では左斜め下を選んでいる。

  OK!

ちなみにフォーカスロックしてからカメラの向きを変えると、ピントがずれる理由は「コサイン誤差」という。ここでは専門的な説明ははぶく。興味がある人はネット検索してみるといい。たくさんヒットするはずだ。理由は難しくないよ。

さて、次回はAFの精度をさらに上げて、ピントを合わせる方法を紹介したい。

 

 


2006-07-27 11:01  nice!(7)  トラックバック(0) 
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露出をピッタリ当てるには その2 [露出について]

はい。アベっちだよ。発売から5日目。すでに“α100”を手にした人も多いと思う。このブログは、使いこなすのに知っていると便利だ、ということを主体に書いている。ぜひ読んでほしい。さて、前回の「露出をピッタリ当てるには その1」を簡単にまとめると、デジタルの露出はシビアだから、いつもブラケットしてピッタリのコマを選びましょう、ということだった。で、今回はその続き。白いものの撮り方と、デジタル一眼ならではの露出の当て方を紹介しよう。

被写体に黒っぽいものはあまりないけど、白っぽいものは多い。花、洋服、いまは夏だけど冬になれば雪。そして動物園のホッキョクグマ。話の流れはちょっと無理矢理かな。でも、ホッキョクグマをブラケットで撮ってみた(笑)

±(標準)

0.3

0.3 OK!

ここでは+0.3が当たりになった。めでたし、めでたし! だけど、ちょっと待てよ。そもそも白いものは、暗く写ってしまう。白いものを撮って明るすぎて困ることはない。なぜならカメラに内蔵された露出計は、白いものは反射率が高いから、明るい場所と勘違いしてしまう。そのため早いシャッターを設定するから、露出アンダーになって暗く写るんだ。誰でも白いものを撮ったら暗く写った経験ってあるでしょ。ブラケットは、標準、-0.3、+0.3の3コマを撮る。でも、白いものは、もともと暗く写る。それなら暗く写る0.3は撮る必要がないんじゃないか。こんなときは露出補正を併用すればいい。露出補正を+0.3してブラケットする。そうすると、+0.3のところが基準の0になるから、そこを中心に+0.3と-0.3のコマが撮影される。つまり結果としては明るい側だけ、±0、+0.3、+0.7の撮影がされることになる。ね、便利でしょう。

±0 実際は0.3

0.3 実際は±0

0.3 実際は0.7

ちなみに反対に黒いものや夕景や夜景は、暗いと思ってシャッター速度を遅く設定するから、露出オーバーになって明るく写って困ることになる。α100では多分割測光が採用されているから、どんなときでもものすごく露出が外れることはない。この場合でも0.3ぐらい露出補正するとちょうどいい。 

±(標準)

0.3 OK! これだ。

というわけだ。おっと今日はまだ終わりじゃないよ。こうやってブラケットをしておくと安心だ。でも、この方法には問題もある。シャッターチャンスがあるものを撮った場合、一番いいコマの露出が外れることもあるからだ。上の写真では、3枚目の両手を広げた可愛いい写真が露出オーバーになっている。また連続するシーンを撮った場合、明るさにバラツキがでるのも困る。ならばどうするか。まずはテストのつもりでブラケット撮影をする。必要に応じて露出補正も加える。撮影が終わったらコマ送りをして、ピッタリ露出が合っていると思う1枚を探す。これは何度も見直して、確実にチェックしてほしい。もし青空の下で液晶モニタが見えにくい場合は、日陰に行って見るぐらいしてほしい。なにしろこのチェックが重要なんだ。

ピッタリ露出を探す

ピッタリと思えるコマが見つけられたら、ボディの十字キーの▲を押す。するとヒストグラム表示になる。ヒストグラムが読めればさらにいいが、読めなくても慌てない。データの上から3番目の右に±と書いてあるから、その数値を見る。これがそのコマの露出補正量を表している。

ここでは+0.3

本番の撮影では、その露出補正値を設定して、ブラケットは解除する。撮影シーンの状況が大きく変わらない限り、このまま撮ってすべて露出はピッタリになる。これならシャッターチャンスや連続したシーンでも上手く撮れる。たとえば、

 ボールを上に上げたいの…

そーれ、っと!

わーい、なんとかできた♪

あ~ 立ち泳ぎは疲れるぅ

ありゃ、ボールがズルって!!

わーん、待っててば(汗)

なーんてね。この方法は撮影した結果がすぐにわかるデジタル一眼ならではの露出決定法といえる。ということで、ひとまず露出は終了。つぎはAFの使いこなしを解説したいと考えている。

今回のホッキョクグマは、札幌の「円山動物園」で撮ったもの。小熊の名前は「ピリカ」。ママは「ララ」だ。アットホームで楽しい動物園だ。札幌へ行ったときにはぜひどうぞ。アベっちのオススメだよ♪

 


2006-07-25 15:45  nice!(9)  トラックバック(0) 
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露出をピッタリ当てるには その1 [露出について]

はい。アベっちだよ。みんなの中には、リバーサルフィルム(スライドフィルム)を使った経験がある人がいるよね。ネガフィルムに比べると、ドンピシャの露出を当てるのが大変だったはずだ。 これはネガフィルムは露出の許容範囲(ラチチュード)が広い。正確には露出がドンピシャでなくても普通にプリントが得られるということ。反対にリバーサルは狭いことが原因だ。言い換えると、カラーネガは露出オーバーや露出アンダーが目立たない。リバーサルは目立つってことになる。

デジタルはどうだろう? ほんの少しでも露出オーバーや露出アンダーになると目立つでしょ。そう、デジタルはリバーサルと同じように露出がシビアだ。しかも露出の許容範囲は、リバーサルより狭い。リバーサルでは、露出補正するのに0.5段ステップでちょうどよかった。でも、デジタルでは0.3段ステップでないと、差が大きくなりすぎてしまう。そのためマメに露出補正をして撮らないとならない。下の写真は、0.3段ずつ変えたもので、その差は明確だ。この時は、±0の標準がちょうどよかったけれど、場合によっては0.3段オーバーやアンダーのものがよいと思えることもある。  ±(標準)

0.3

0.3

露出補正の重要性が分かってもらえたと思う。でも、これを毎回するとなると面倒だ。ついあとでPCで直せばいいやってことになる。でも、PCで修正すると、わずかでもノイズが発生してしまう。自分で補正するより、PCで修正するよりもっとオススメなのはブラケットだ。ブラケットとは、カメラが自動的に標準の±0に加え、露出オーバーとアンダーも写してくれる機能だ。設定の方法はとても簡単。ドライブモードボタンを押して呼び出すだけだ。0.3段ずつ3コマ連続でずらして写せるモード(下の表示の状態)と、1コマずつ狙いながら写せるモードがある。Cはコンティニュアス、Sはシングルの略だ。

普通の撮影ならCの連続でいい。ただ、シャッターチャンスがあるものは狙いながら撮りたいからSの1コマ撮りにする。また0.3段を0.7段に切り換えることもできるけど、大きく変わりすぎるので普通は使わない。必要のない画像をあとで消去すればいいデジタルカメラでは、ブラケットとの相性はとてもよい。ただし、画像を消すのは一番最後。家に帰って落ち着いて確認してからだ。撮影途中などに消すと、必要なコマを誤って消すミスが多い。そのためには、記録メディアは大容量のものを用意して、余裕のある撮影をしたい。

 α100に内蔵されている露出計は、ただ測光するだけでなく、演算して露出を決定する多分割測光が採用されている。このおかげで逆光や、下の写真のように画面に白い部分や黒い部分があるときでも、大きく露出が外れることはない。

とはいえ、個人の好みもあるから、100%バッチリというわけにはいかない。露出補正はスパイスのようなもの。ピリッと効かせて、自分にピッタリ合うところを探したい。

 


2006-07-20 15:06  nice!(6)  トラックバック(0) 
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まずは標準で撮ってみる! [感じたこと]

  はい。アベっちだよ。α100を手にして3日後、僕は函館にいた。機材はα100、一台のみ。レンズは18~70㍉F3.5~5.6と75~300㍉F4.5~5.6。そしてミノルタ時代から愛用している35㍉F1.4G。予備バッテリー1コに、小さいな三脚という軽装だ。 35㍉F1.4Gは、ソニーαレンズにもラインナップされている。僕が所有しているのは、そのルーツといえるものだ。

函館に着いたのは午後だった。日没まではまだ相当ある。函館は好きな街でよく行っているから地図などいらない。まずはドック前まで市電に乗った。

 

このあたりは古い倉庫が観光化されずに残されている。僕は以前アサヒカメラでレンズテストのページを担当していた。そのときチャート代わりによく写していたのは、レンガの壁だった。レンガの壁を撮るとそのレンズの性能、たとえば、どこまでシャープに写せるか(解像力)、歪み(歪曲収差)、画像の平面性(像面湾曲)といったことがよくわかる。

 

僕はこの習慣がぬけずに、またレンガ倉庫を被写体としても好きで、いまでもついつい写してしまう。18~70㍉F3.5~5.6と75~300㍉F4.5~5.6とも、一般のユーザーがごく普通に使うのには十分な性能がある。プライスを考えればお買い得なレンズだ。もっとも素晴らしいかと聞かれたら、ちょっと返事に困ってしまう。素晴らしいとは言いがたい。僕にとっては普通。あくまでも普通のレンズだ。

  

そもそもこの安価なレンズ2本で、有効画素数1020万画素の性能が引き出せるわけがない。だからこそ、これからさまざまなレンズが登場してくるのだ。まだ見ぬレンズの描写に思いを寄せながら ドック前からブラブラ歩いた。日曜日の波止場は、もうそれほど賑わっていなかった。

もう陽が傾いているが、まだまだ撮れる。初めて使うカメラは、標準のまま、設定を変えないでどんどん撮る。どんなクセを持っているのか知りたいから、標準ですべて写してしまう。そのうちに自分の気に入るところ、気に入らないところが分かってくる。設定を変更するのは、クセが分かってからで遅くない。ただし、ISO感度だけは100から200へ上げた。

一休みすると時計は18時を過ぎていた。あちこちにイルミネーションが灯りはじめる。普段ならF値の明るくないズームでは手ぶれが心配になる。でも手ぶれ補正があるから、この程度なら平気だ。僕はコニカミノルタのα-7デジタルやα Sweetデジタルも所有しているので、手ぶれ補正の効果は熟知している。

 

19時近くになるとさすがに標準ズームでは手ぶれが目立つようになった。レンズを35㍉F1.4に替えた。開放F値が3.5~5.6のズームと比べると、シャッター速度で3段も4段も速く切れる。これでまたしばらく手持ちのまま撮影ができる。

 

大口径レンズはピントの合う奥行き(被写界深度)も浅い。この軟らかなボケ描写も魅力だ。さて、そろそろ撮影を終えて、一杯いくとするか。日曜でも魚あるよね。できれば活イカ。函館だもん。

と思いながらも、時間が遅めだからちょっと心配・・・

 


2006-07-18 15:00  nice!(5)  トラックバック(1) 
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今日からスタート♪ ストラップはどう付ける? [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。さて、いよいよスタートだ。カメラを使う前には、きちっとしておかないといけないことがある。そこからいこうか。まずは、ストラップを取り付けよう。

ストラップの取り付けと聞いて、え!? って思わなかったかい。誰でもできるもんな。でも、みんなこういうふうに付けているでしょ。これが普通だけど、こうやって付けると、ストラップの先端がビヨンビヨンしちゃうんだ。とっさのときに邪魔なんだよね。 

プロのカメラマンは、ちょっとちがう付け方をする。先端が外に飛びでないように中に巻き込むんだ。わっかるかなー? 

あとはストラップの先端をカメラの取り付け金具のところまで引っ張って、サンドウィッチするように挟めば完成だ。 

 うはー。カッコイイ! これならスッキリでしょ。それからプロはストラップを短めにする。長いと振り子のようにブラ~として、かがんだときにカメラがテーブルや壁に激突する。一番困るのは、子供の顔に当たったとき。大変だよ! もうひとつオマケ。2台のカメラを一緒に持つときは、両肩にぶら下げたりしない。そんなふうにしたら、両肩ともズルズル落ちちゃうよ。2台とも片側に掛けるけど、ストラップを長いのと短いのにして、カメラ同士がぶつからないようにするんだ。どーだい?

てなわけで、第1回目は終了。今回は顔見世興行のようなもの。本格始動は来週からだ。どうぞよろしく~♪

 


2006-07-14 10:33  nice!(12)  トラックバック(8) 
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このブログについて ② [はじめに読んで!]

スタート前のお約束

・あくまでも個人の体験談なので、誰もが同じように感じるとは限らない。これは了解してもらえたね。ということは、このブログの記事は、性能や機能を保証するものじゃない。同じ道具を使っても、僕にはできて、あなたにはできない。あなたにはできて、僕にはできないこともあるからだ。

・使用する機材(α100ボディ本体、18~70㍉F3.5~5.6と75~300㍉F4.5~5.6)はソニーから貸し出されたものだ。このブログスペースもソニーから提供されている。でも、中身に対する制約はない。自由に書いていいと言われている。誉めるもダメ出しも僕の勝手ってこと。もっとも無理に誉めたり、けなしたりってつもりはないけど。

・製品の細かなスペックは、公式サイトやカタログを参考にしてほしい。ブログに書いた性能、機能に誤った記述があっても、それを基にしたクレームなどは勘弁ね。カメラ専門誌の原稿とちがって編集者がいないからチェックが甘いわけ。万が一、撮影に失敗するようなトラブルが発生しても責任は負えないよ。まぁー、そんなことはないと思うけど。

・α100に関係ないトラックバック
最近、HPやブログには、内容に関係がないトラックバックがつけられることが多い。不適当と判断した場合には、削除するよ。その点、よろしくです!

 


2006-07-14 10:23  nice!(3)  トラックバック(0) 
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