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おまけ!

はい。アベっちだよ。 みんなひさしぶり。すっかり涼しくなったね。最終回のときに約束した「おまけ!」だよー 笑ってください。

●じゃあ早速いってみよう。まずは未公開写真から。この写真ね、「内蔵フラッシュグルメ」のときに使おうと思ったんだけど、よく考えたらちょっとグロでしょ。で、お蔵入りになった。味は、最高美味しかった(笑) ちなみ函館で食べたイカのわた焼きでした。

●つづいてはこれ。綺麗だったんだけど、カッコつけ過ぎって感じで使わなかった。室内でホワイトバランスをタングステン電球にしている。なんとなくベルバラ(古)って感じかな(笑) 場所は札幌の豊平館(ほうへいかん)です。札幌に行ったらぜひ寄ってみてください。

●「ソフトフォーカス」のときのオリジナルはこれ。この画像に手を加えて、はじめに載せた見本をつくった。さすがは北海道って感じのイメージ!?

でも、本当は庭ぐらいのスペース。ほらね。せっまーい。写真は真実を写さないって見本かな。ごめーん。だましたかな。

●お待ちかねのNGシーンだよ~ 札幌円山動物園、ホッキョクグマのララさんです。

 よーしボールを上げようっと

 そーれ。なかなか大変

 わーん。重たい。立ち泳ぎだし

 あーれー 倒れるぅー

 ブクブクブク…

 ヒャー 死ぬかと思った!

●じゃあ、ララさんもう1回ちがうのいきましょう。「露出をピッタリあてるには その2」のときの撮影だ。じゃあ、お願いします。ボールを抱いて泳ぐだけでいいですから。はい、スタート。

 これは快適

 ルンルン♪

 あれ…!?

 ってまたかー

 ブクブクブクブク

 ●というわけで、ララさんはよく溺れていた(笑)さて、僕はNGってあんまりないんだよね。はじめのイカの写真ぐらい。梨沙(リサ)ちゃんもあまりない。しいていうと梨沙(リサ)ちゃんは前にグラビア系だったから、油断するといつの間にかセクシーになっちゃうことかな。いまはもうセクシーではアッピールしていません。

 さて、どうだったかな。ララさん可愛いでしょう。札幌円山動物園に行ったらぜひ会ってきて。ララさんの子供、ピリカもいるよ。

それから可愛いといえば梨沙(リサ)ちゃん。 彼女は新しい事務所を募集中だそう。よかったらうちにというマネージャーがいたら、連絡ください。

僕も事務所を移ろうかなー あっ、ウソウソ。ごめん。事務所に入っていなかった。ということで、本当にありがとう。またね♪

 

 


2006-09-25 15:37  nice!(20)  トラックバック(2) 

使った、撮った! α100 [感じたこと]

はい。アベっちだよ。 いよいよ最終回なので、α100を使った感想をまとめて書いておこう。

この数ヶ月の間、α100を使って、いろいろな写真を撮ってきた。そのときいつも助かるなぁーと感じたのは、「ボディ内蔵手ブレ補正機能」だった。この機能のおかげで、撮影可能なシーンはグーンと広がった。夕方でもカメラを手持ちで撮影ができた。花にめいっぱい近寄ってもシャープに写せる。内蔵フラッシュを使わないでグルメ写真が撮れる。望遠ズームも安心して使えた。

 夕方でもOK

 望遠ズームもOK

  こんなに暗くても三脚いらず

 もっと寄れる

 ほ~らね♪

プロだって、ぶれるときはぶれる。だから助かった。手ぶれ補正機能をボディに内蔵したことは、α100のもっとも評価できる点だ。ただし、このブログを読んでくれているみなさんに伝えておきたい。ボディ内手ぶれ補正機能は、一夜にしてできたものではない。コニカミノルタ時代のα-7で初めて搭載されたが、大元はミノルタのレンズ一体型デジタル一眼レフ ディマージュA1で開発されたものだ。ソニーがαを引き継ぐということは、αマウントのレンズ資産だけではなく、ミノルタ時代からの多くの技術も同時に引き継いだということ。ミノルタのカメラ事業に関わってきた人々の努力の結晶を引き継いだということを、どうか心に留めておいてもらいたい。

さて、今度は写りかた、再現性の感想だ。画像処理回路がど派手でなく、階調が豊富で質感がよく再現されたのがありがたかった。鮮やかさばかりを追求すると、階調は乏しくなってベタッとした再現になる。デジタル時代になって、世の中は鮮やかで綺麗でありさえすればいいような傾向が強くなったように感じる。だが、それではダメだ。単純な鮮やかさの追求。これは将来的なことを考えるとやってはいけないことだ。α100の再現を見ると、ソニーは、それをわかっていたんだと感激した。

 鮮やかさより質感を重視

ボディは、デザインがカッコよく、作りも高級感があった。特に繊細な仕上げは見事。シナバーカラーがちょこっとのぞけるマウント部や、シャッターボタン周りのツヤのある部材は、さすがソニーだと感心した。ただ、α100はエントリーモデルだから、僕が仕事で使うには、物足りない部分もある。金属ボディを採用して強度や防滴防塵性の向上。もっとパワーを追求して連続撮影の速度アップ、ファインダーの倍率向上などを望みたい。個人的には、コニカミノルタ時代のα-7ぐらいのボディがちょうどいい感じだ。もっともこれらの装備を施すとカメラは重たくなってしまうので、すべてのユーザーの希望というわけではないだろう。あくまでも個人の希望だ。

交換レンズはどんどん新しいものが登場しているので楽しみだ。と同時に、85mmF1.4やソフトフォーカス100mmF2.8など、これから復刻してほしいミノルタ時代のレンズもある。また、発売が近いカール・ツァイス製のレンズは興味津々だ。ずっと以前に、確か97年頃だったと記憶しているが、当時のカール・ツァイスの技術部長と東京でパネルディスカッションをしたことがあった。そのとき「このままいくと10年後には、民生用でも撮像素子の性能がレンズを上回ってしまい、レンズが悪いからこれしか写らない」といわれる時代が来るはずだ。そうならないためにいま努力をしているのだと聞いた。その成果が、Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」「Planar T* 85mm F1.4 ZA」「Sonnar T* 135mm F1.8 ZA」の3本にはきっと現れているにちがいない。その真価をぜひ見たいと思う。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと もう終わりなんですかぁー 私は1ヶ月しか出ていないから寂しいですぅ。ぜひ、また呼んでくださーい。では~♪

はい、梨沙ちゃんありがとう。α100はまだスタートしたばかり。このカメラを大きく育てられるか、どうかはソニーだけにかかっているわけじゃない。みなさんにお願いするところが大きいのも事実だ。さて、2ヶ月間続いたこのブログだが、とりあえず今回で終了。もっとも最近のTVドラマなんかによくある「NGシーン」ならぬ、使わなかった写真の公開などもチャンスがあればしたいと思う。

それじゃあ、みんな。 またね!

 


2006-09-12 03:38  nice!(15)  トラックバック(2) 

ソフトフォーカス [レンズの話]

はい。アベっちだよ。 今回はソフトフォーカスについて考えてみたい。ソフトフォーカスってどんな描写か知ってるよね。 一般にはボヤ~とした、フワァーっとした描写だ。「紗をかける」という言葉があるでしょ。あれは夏の着物の生地、紗を通して見るとソフトに見えることからきている。光学的には軟調な描写と定義づけられる。みんなのイメージを具体化すると、ちょうどこんな感じかな。

 

どう? ソフトフォーカスがキライな人ってまずいないよね。女性ポートレートはもちろん、花、風景など、多くのシーンでソフトフォーカスは多用されている。デジタル画像では、パソコンとレタッチソフトがあれば、普通に撮った写真を後からソフトフォーカスに仕上げることができる。うまく仕上げるコツは、ソフト効果を弱めにすることだ。どうしてもせっかくするんだからと、やりすぎて失敗する人が多い。

そういえば、ミノルタ時代のαレンズに素晴らしいソフトフォーカスレンズがあった。ミノルタAFソフトフォーカス100mmF2.8だ。さっそくα100で使ってみよう。このレンズの特徴は、ソフトフォーカスといっても、常にソフトフォーカスな描写のわけではなく、ソフト量を0、1、2、3(弱、中、強)という具合に可変できることだ。

 ミノルタ ソフト100mmF2.8

  ソフト量が可変できるのが特徴

リングを回すだけでソフト量が簡単に変えられるのは便利このうえない。そして特筆に値するのは、ソフトといっても全体がボヤボヤになるのではなく、ピントの真はしっかりと残っていることだ。ソフトフォーカスとピンぼけはちがうってことが、このレンズを使うとよくわかる。残念ながら、ソニーαの新たなレンズラインナップには、このレンズは入っていない。いま予定されているレンズの発売が完了したら、検討してほしい1本だ。

 ソフト効果なし

  ソフト効果1(弱)

 ソフト効果2(中)

 ソフト効果3(強)

さて、話を戻そう。このレンズを使っても、やはりソフト効果を強くかけすぎる人は多かった。そこで僕は当時のセミナーで、ソフトフォーカスは全面に押し出してばかりではいけない。ときには隠し味のように使うのだと解説した。コショウとかタバスコのようなスパイスだと思ってもらえるとありがたい。デジタルになってもその基本は変わらない。具体的に見てもらうと、ソフト量、0と1の間で使うと、ほんのわずかにソフトがかかる。まさしくスパイスだ。

 ソフト効果0と1の間(微弱)

ソフト効果なし(0)と、0と1の間(微弱)で撮った写真をアップにして比べてみると…

 ソフト効果なし

 ソフト微弱

ほ~らね。はっきり書くと梨沙ちゃんに怒られそうだけど、わずかにソフトをかけると肌がしっとりより綺麗に再現されたでしょ。レタッチソフトで仕上げるときも基本は同じ。どこから見てもソフトという描写ばかりでなく、よく見たらソフトだったって使い方もあるのがわかってもらえたね。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと きゃー アップすぎでーす。困りまーす。でも、ソフトフォーカスいいですね。梨沙も大好きです。

梨沙ちゃん、大丈夫だって、ぜんぜんOK ということで今週は終了。いよいよ最終回が目前だ。 こうご期待!

 


2006-09-07 18:56  nice!(8)  トラックバック(0) 

ボケ味を考える [ピントについて]

はい。アベっちだよ。 今回はボケ味について考えてみたい。「いいボケ味」とか、「このボケ味はダメだ」とか、聞いてことがあるでしょ。いったいなにをいっているのだろう?

ボケとはピントのあっていない部分のことだ。あっている部分は、解像力チャートを使って、どのくらいシャープに見えるかを、数値として表すことができる。これに対してボケている部分は、数値化して評価できないから、「味」ということばで語ったのだ。昔の人はエライもんだ。でも、味となってしまうと基準はあやふやだ。料理だって、誰もが旨いという定番モノもあれば、多くの人はまずいというけど、一部の人にだけ人気なんてものもある(笑)

 これは綺麗なボケ味

レンズもまったく同じだ。大昔は大口径レンズは、とても高価だったので、大口径で被写界深度が浅くて大きくボケると、それだけでボケ味がいいといわれた時代があった。たとえば、85mmF1.4クラスのレンズは、「絞り解放のボケ味がいい」といわれるモノが多いが、それは被写界深度が浅いが故の、ただの大ボケだ。ボケ味を語るなら、F2.8~4あたりでやってもらいたい。はっきり言ってしまうと的はずれの評価も多いということだ。

また、単焦点レンズに比較するとズームのボケ味は汚いといわれるが、実際のところはどうだろうか。確かに単焦点レンズのボケ味を上回るほどのズームレンズにはお目にかかったことがない。そういう意味ではズームは単焦点レンズのボケにかなわない。でも、ズームも20年前に比べればはるかによくなった。この写真はDT 18-70mmF3.5-5.6で写したものだ。このボケに問題があるとは思えない。昔のズームは写すだけでも精一杯だったから、ボケ味のことなど考慮していられなかったんだ。

ただ、しいていうとズームは、中心と周辺の描写にちがいが大きい。ビギナーにもわかるところだとは、中心と周辺のボケかたのちがいがある。この写真もDT 18-70mmF3.5-5.6で撮っているが、中心部のボケは丸くて綺麗なのに、周辺になるにしたがってボケは丸でなく引っ張られたように変形している。もっともガッカリすることはない。このくらいは普通だ。あまり気になるなら、画面の周辺には、ボケを入れないように撮ればいい。もうひとつボケ味で気をつけたいのは、細い線のようなものを撮ったときだ。線状のものは、どうしても綺麗にはボケない。ガチャガチャとした再現になってしまうのだ。電線や木の葉でも松のような細いものには気をつけよう。

 中心のボケ像は丸い

 周辺のボケ像は丸くない

さて、ボケ味といえば、このレンズ。最後に135mm F2.8 [T4.5] STFについて話しておこう。このレンズはミノルタ時代の最高傑作と呼べる逸品だ。このレンズほどボケ味を考えて設計されたレンズはない。綺麗なボケ味を無理を承知で定義すると、「結像した部分から、遠のくに連れて、画像の輪郭が柔らかに崩れたもの」となるだろう。だが、実際のレンズのボケは、画像の輪郭は崩れていない。崩れているのは中のほうで、ボケ像にはしかりとした輪郭がある。世の中のすべてのレンズは、輪郭の中がボケる。

 75-300mmF4.5-5.6

135mm F2.8 [T4.5] STF

どうかな。そのちがいは一目瞭然でしょう。135mm F2.8 [T4.5] STFで撮影すると、ボケ像の輪郭は文字どおり、まったくなくなる。これがアポダイゼーション光学エレメントのなせる技だ。世界で一番ボケ味の綺麗なレンズと言っても過言ではない理由がここにある。とはいえすべてのシーンで、輪郭がないボケ味がピッタリとはいい切れない。夏の元気なシーンなら輪郭のあるボケがいいだろう。しっとりとした秋の写真なら輪郭のない柔らかなボケ。そんなふうにに使いこなしてみたい。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと そんなに綺麗なボケ味のレンズがあるんですかぁ~ 発売されるのが楽しみですね。梨沙もそのレンズでもっとたくさん撮ってほしいなぁー♪

そうだね。135mm F2.8 [T4.5] STFなんて持っていたら世界が変わるよ。ただし、このレンズはピントあわせがマニュアルのみだ。AFは被写体の輪郭を見てピントをあわせるから、輪郭がない画像ではあわせられないからだ。でもちょっと練習すれば大丈夫。ボケが綺麗な反面、ピントがあっているところはものすごくシャープなんだ。チャレンジしてみよう。では。

 

 


2006-09-05 21:09  nice!(8)  トラックバック(0) 

適切な画像仕上げを選ぶ [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。 今回は画像仕上げ機能について考えてみよう。α100の取り扱い説明書を持っている人はP47だ。

さて、フィルムっていろいろな種類があるのを知ってるかな? はい、みんなで考えて(笑) カラーと白黒。ネガとリバーサル。感度がISO400とISO800。えーと、それから… うん、うん。そういったことも種類にはちがいない。でも、あんまり知られていないけど、もっとぜんぜんちがう意味で種類があるんだ。それは画像の仕上がりによるちがいだね。たとえば、同じメーカーのISO100のフィルムでも、見た目とそっくり同じように再現されるフィルム。見た目より鮮やかでメリハリのあるフィルム。見た目よりおとなしい発色だけど質感がよくでるフィルム。なんて具合に分かれている。

デジタルカメラはフィルムのようにちがう種類を入れ換えたりはしない構造だから、カメラの内部に工夫がある。それが画像仕上げ機能だ。ファンクションダイヤルをDECに合わせて、中央のFnボタンを押すと液晶モニターに表示される。もともとはスタンダードに設定されているよ。

スタンダードはさまざまなシーンに合うように考えられたもっともポピュラーな再現だ。見た目に近いと思ってくれていい。

 スタンダードでも十分綺麗

さて、ファンクションダイヤルを右に回すとビビッドに切り替わる。どう変わるかな?

ビビッドは彩度を強調して、被写体を鮮やかに再現してくれる。秋になって紅葉を撮ろうというならビビッドはオススメだ。もちろん青空や木々の緑の描写なども綺麗に撮れる。

 スタンダード

 ビビッドは鮮やか

つぎはポートレートだ。ポートレートは、鮮やかさが控えめで、コントラストも低くなり少しおとなしい描写になる。ここでいうポートレートは、女性ね。おじさんとかお兄ちゃんじゃない。女性の肌を綺麗に再現できる設定になるんだ。大人の女性はお化粧をしている人がほとんどだから、少し控えめな設定でちょうどいいんだね。だから幼稚園の運動会などで小さな子供撮るときは、スタンダードで撮ったほうが力強くていい。えっ!? 小さな赤ちゃんの寝顔を撮りたいって。それはポートレートのほうがつるんとした肌の感じがでるかなー

 スタンダードはちょっと硬い感じ

 ポートレートは柔らかな再現

さて、こんなふうにいろいろと切り替えていると、つい切り替えたのを忘れて撮ってしまうことがある。ビビッドで撮ったポートレートなんて厚化粧になっちゃって最悪だ。反対に風景のポートレートも締まりがなくていただけない。

 ポートレートは軟調が最適

 失敗だ。ビビットは硬い

このミスから逃れる道はひとつ。画像仕上げ機能を使うようになったら、ファンクションダイヤルはDECのポジションにしておいて、撮影前にはFnボタンを押して、いまどのモードになっているか、液晶モニターをチェックする習慣をづけること。これしかない。電車の運転士さんが、指さし確認しているでしょ。あれと同じだね。それを面倒と思うなら、スタンダードでとり続けたほうがいい。そのほうが安全だからね。

それとポートレートよりビビッドの鮮やかさばかりがよく見えちゃう人いるよね。日本人は派手好きなんで最初は誰でもそうなんだよ。画像を見るポイントが鮮やかさばかりでなく、階調や質感だとわかってくると考えが変わるはずだ。慣れるまでは、ちょっと時間がかかるかな。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと ひどいよー アベさんたら。そんな厚化粧じゃないのに。みんなもこれを間違えると女のコに嫌われちゃうよ。つぎはかわいく撮ってね。

 画像仕上げ機能は、このほかにも風景、夕景、夜景、モノクロなどがある。撮影シーンよって使い分けてほしい。じゃ、ね。

 


2006-08-31 03:03  nice!(7)  トラックバック(0) 

被写体へのアプローチ [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。 2回続けて技術的な話だったんで、今回はソフト的な話をしたい。そうだな、被写体へのアプローチというのはどうだい。

具体的にいうと、下の2枚。青空の入っているのと、入っていないの、どっちがいいと思う? これを「どーでもいいや」ではなく、真剣に考えられる人。あなたは優秀なカメラマンになれるかも!? しれない。

 青空あり

青空なし

この場合は青空なしだろうね。青空がけっこう目立ってテーマがぼやけるから、ないほうがいいんだ。さて、少し前になったけど、α100とDT 18-70mmF3.5-5.6、75-300mmF4.5-5.6の2本を持って函館に行ったときのことだ。観光でにぎわっている波止場から少し離れたドッグの辺りを歩いていると、古い倉庫が目にとまった。「おっ、いい味出しているな」一目でそう思った。レンガ造りとトタン貼りの倉庫がほぼ左右対称に並んでいる。ふたつの倉庫の間には、収容所にあるような門まで取り付けられているではないか。これは撮らずにはいられない。

まず最初はDT 18-70mmを18mmにセット。画面全体をシャープに見せたかったので、絞りはF8にした。被写体が大きいので道の反対側から撮らなければ画面に収まらなかった。

この大きさを伝えるためにも、また奇妙な雰囲気を感じさせるためにも通行人がほしかった。だが、さびれたところだ。誰も通らない。待つこと10分。ようやく自転車の人が通った。画面の真ん中に入れると出しゃばり過ぎでそっちに注意がいくから、思い切って端に入れて写した。

さて、いよいよ門に近づいてみる。白いペンキがはげ、あちこち錆びている。支柱のちょっと曲がった感じもフォトジェニックだ。映画の1シーンのように思える。レンズは同じく18mm、絞りはF8で撮影した。しかし、だ。あっ、ダメだ。左の奥に青いゴミ袋が!見えるかな? これが入っては興ざめだ。左は隠すものがなにもないから、自分が右にずれるしかない。

そうだ。門柱にゴミを重ねて消そう。うまいポジションがあるといいけど… よし、もう一息だ。そう思いながら立ち位置を移動する。

これならOK。ゴミ袋は見えなくなった。もっとも全体としては右側のレンガ塀たくさんが見えたほうが味はあった。だが、これは仕方がない。100%満足できることなんて珍しい。トタンもそれなりに面白みはある。一応これを決定としておこう。

せっかくこれほど天気がいいのだから、青空を取り込んでおこうか、そう思ってしゃがんで撮ってみたがこれは失敗。下側が写らないと奥行き感が感じられない。

念のため横位置も写しておいた。でも、これはあくまでも念のための域をでない。いわゆる捨てカット。安心感のために撮るようなものだ。

さて、これでおわりじゃない。撮っている最中にファインダーから見え、ずっと気になっていたことがある。それは真正面のレンガ倉庫の壁に描かれたマークだ。大きな帆立貝のマーク。画面ほぼ中央に、よく見ると帆立貝のマークが見えると思う、これをそのままにする手はない。レンズを75-300mmF4.5-5.6に交換して撮影。ちょうどいい焦点距離を探したら100mmだった。この門柱越しのフレーミングは、雰囲気がある。やはりこの場所は選んで正解。

 

あっ、待った。このフレーミングだと空が少ないし、門柱が上まできすぎだ。あまりピッタリだと息苦しい。青空が多くはいるようにカメラを少し上げて写すそう。門柱の先端も下がって詰まった感じがなくなった。これで決まりだ。門柱の前ボケが効果的だ。

僕に限らずプロカメラマンは、あれこれ工夫しながら写真を撮る。そんな流れがちょっとでも伝わればと、今日の原稿は書いた。写真を撮るときに大切なことは、センスとか感性っていうより、職人の技に近いものがある。本当にセンスが重要なのは、最初になにを撮るか決めるとき。そこだけじゃないのかな。あとはほとんど技術がモノをいう。センスがいまいちだから写真は苦手って人が多いけど、ちょっとした努力と工夫でずいぶんと変わるはずだ。チャレンジしてほしい。

今回は梨沙ちゃんはお休みでーす。次回は来るので待っててね。

 

 

 


2006-08-29 14:45  nice!(8)  トラックバック(2) 

ピントはどこにあわせるか その2 [ピントについて]

はい。アベっちだよ。いやぁー、毎日暑いねぇ。「残暑お見舞い申し上げます」なんつって。とはいえ、8月も残りあと1週間。ヒマワリも終わりが近づいてきた。

 

さて、このヒマワリの写真は、手前の花はシャープで、後ろの花はぼけて写っている。手前の花にピントを合わせたら、近景で被写界深度が浅くなる条件だったから、後ろの花はぼけたんだ。被写界深度のことがさっぱりわからないという人は、ピントはどこに合わせるか その1」を見てほしい。こういうことはあよくあるし悪いことではない。でも、ふたつともに合わせたいとき、奥行きのあるもの合わせたいときもあるだろう。今日は、その話をしよう。

さて、せっかく梨沙ちゃんがいるから、協力してもらうね。マクロ50㍉を使って、瞳をグッとアップでねらってみよう。下のような写真が撮りたいんだ。いいかな。手前の瞳も奥の瞳もバッチリとシャープに写っているだろう。どうしたらこんなふうに写るのか?

  目標

まずは手前の瞳にピントを合わせてみた。後ろの瞳はボヤボヤだ。被写界深度が浅いから、シャープに写る範囲が後ろの瞳までカバーされないんだ。これではダメだ。

 手前に

では、後ろの瞳にピントを合わせてみよう。ありゃー。手前側がまったく被写界深度に入らないから、大きくぼけた。これではピンボケのようだ。

 奥に

では、瞳と瞳の真ん中。ちょうど眉間(みけん)のところに合わせてみよう。瞳をシャープに写したいのに、ほかのところにピントを合わせたんでいいんだろうか? うん、OKさ。被写界深度はピントを合わせた点の前後にあるから、眉間の前も後ろもシャープに写るはずだ。よし、イメージに近い感じになった。でも、まだ被写界深度がたりないな。

 眉間に

さて、こんなときは被写界深度のもうひとつの約束の出番になる。被写界深度は絞りが絞り込まれると深くなる。絞りはF値で表されるから、絞り込むとはF値が大きくなることをいう。具体的にはF5.6よりF8のほうが被写界深度は深くなる。絞りを変えるのはコマンドダイヤルを回すだけと簡単だ。一番のオススメは、撮影モードが絞り優先AEのときだ。小さな赤丸が示すAが絞り優先AEの位置だ。でも、プログラムAEやシャッタースピード優先AEでも同じ方法で変えることはできる。唯一フルオートの【AUTO】のときだけはできない。普段、プログラムAEで使っているなら、絞り優先AEにしなくてそのままでいいよ。シャッターボタン前側にある大きな赤丸が示すのがコマンドダイヤルだ。

 

ボディ背面の液晶モニタを見ながら、コントロールダイヤルを右に回すとF値が大きくなっていく。F値は右上に表示されている。F2.8や4は被写界深度が浅く、F8、以上なら被写界深度は深いといえる。

 F2.8は浅い

 F8は深い

撮影シーンにあった絞りを確実に設定したいなら、プレビューボタンを押すとファインダーで確認できる。プレビューボタンの使い方がわからない人は、ピントはどこに合わせるか その1」を見てほしい。プレビューボタンが面倒なら、絞りを変えながら、何コマか撮っておいて、あとから選んでもいい。ほら、できた。このときはF8まで絞っている。

  完成

ところで被写界深度を深くしたいときは、いくらでも絞り込めばいいように思えるかもしれない。でも、絞りを絞るとシャッタースピードが遅くなっていく。絞り1段に対してシャッタースピードも1段遅くなる。ということは、あまり絞り込むと被写界深度は深くなるけど、手ぶれのせいでシャープに写らなくなることも多い。手ぶれ補正機能があるα100でも、シャッタースピードが、1/60秒より遅いときは十分に注意したい。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと すごくアップなんでドキドキしましたぁ。ちゃんとはっきり写っていますね。スゴーイ。ところで、わたしアップに耐えられていますか? 心配ですぅ。

梨沙ちゃんぜんぜんOKだよ。では次回は… ごめん。まだ考えてなかった。でも、ちゃんと見に来てね。


2006-08-24 22:24  nice!(9)  トラックバック(0) 

Dレンジオプティマイザー [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。今回は約束どおりに「Dレンジオプティマイザー」の話をしよう。前回のように逆光で撮影したとき、逆光は光が直接あたっていないから、レフ板やフラッシュを使わないとどうしても暗くもなる部分がある。またフラッシュを使ったときは、背景のフラッシュの光が届かないところは暗くなる。そんなときに撮影シーンの画像状況を自動的に分析して、コントラストや露出レベルを自動に補正。目で見たときの印象に近い自然な画像を表現してくれるのがDレンジオプティマイザーだ。

α100に搭載されたDレンジオプティマイザーには、2種類のモードがある。ひとつは画像全体に均一に補正を行うスタンダードモードで、逆光の人物や被写体が暗く写るのを防いでくれる。ただ暗くなるのを防ぐだけでなく、コントラストも少し高くなるので、メリハリのきいた再現になる。擬似的にレフ板を使ったような感じといってもいいだろう。下の写真はDレンジオプティマイザーをオフとスタンダードモードの比較だ。オフではちょっと暗めだった肌が、スタンダードでは明るくなっている。モニターの性能が悪いと、あまり差が感じられないかもしれない。そんな人は新しいパソコンに買い換えたほうがいいかもしれない。もちろんソニーVAIOオススメ(笑)

   オフ

 スタンダード

もひとつはアドバンスモードで、これは画像を細かな領域に分けて補正する。逆光シーンで背景と被写体の明暗差が大きい場合、被写体の暗い部分が見た目以上に黒くつぶれてしまう黒つぶれと、白とびの両方を抑えることができる。こっちは被写体の明るさはあまり変わらず主に背景がコントロールされる。プリントテクニックでいうなら覆い焼き(おおいやき)によく似ている。下の2枚はオフとアドバンスモードの比較だが、花の周りの濃度に差がはっきりとでている。

 オフ

アドバンス

 同様に下の2枚はオフとアドバンスモードの比較だが、背景の階段の濃度に差がはっきりとでている。

 オフ

 アドバンス

「Dレンジオプティマイザー」の設定は簡単だ。まずファンクションダイヤルで「D-R」をセットして中央のボタンを押す。

 

そのあとは液晶モニターを見ながら十字キーで、OFF、D-R(スタンダード)、D-R+(アドバンス)を選ぶだけだ。

さて、ここで気になるのは、ずっと設定したままでよいかどうかだ。結論からいうと普段使いならスタンダードに設定しておいても、大きな問題にはならないはずだ。逆光の露出アンダーが防げるのはありがたい。でも、Dレンジオプティマイザーの最適化の結果によっては、コントラストがついて画面がちょっと硬くなったり、また逆にシャドー部をしめたいときにしまらなく感じることもある。使わないほうがいいシーンもあることを知っておきたい。露出ブラケットやホワイトバランスブラケットのように、Dレンジオプティマイザーもブラケットができたらより便利だと思う。3コマでオフ、スタンダード、アドバンスって撮れたら嬉しい。贅沢かな? では、また次回に。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと Dレンジオプティマイザーを使って、綺麗なポートレートを撮ってくださぁーい。喜ばれること間違いなしです。 梨沙もDレンジオプティマイザー覚えておきますね♪


 


2006-08-22 12:28  nice!(6)  トラックバック(0) 

ライティングの基本 [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。今回はライティングの話をしよう。写真を撮るうえで絶対に知っておかなければならない大切なことなんだ。ただ、どのタイミングで話そうか迷っていたんだよ。このブログってα100の体験を書くって決まりじゃない。ライティングって、α100に限らず一般的な話だからさ。みんな、それでもいいかな?

まぁ。ちょうど折り返し地点だから良しとしてほしい。写真を撮るには、カメラもレンズも大切。でも、それとまったく同じぐらい大切なのが、ライティングなんだ。普通にいえば、光のあてかただね。写真を良くするのも悪くするのも光しだいだ。まずは下の2枚を見比べてもらおう。同じ場所で晴れているときと、曇っているときに撮ったものだ。時間にすれば5分とちがわない。でも、光があるとないとでは別世界。影のあるなしだけでなく、発色、メリハリすべてがちがう。光がいかに大切か改めてわかってもらえると思う。

 晴れ!

 曇りぃ

写真教室などに行くと、「青空を青く撮るにはどうしたらいいですか」とよく聞かれる。一番大切なのは、本当に青い日に撮ることだ。真実だからそう答える。水蒸気が上がって水色っぽい空は、どう頑張っても青くは写らない。晴れていても、すなわち青空ではないんだ。そして、ここからが重要。注意してみると、よく晴れている日でも、もっとも青いのは太陽の反対側の空で、太陽に近づくに連れて白っぽくなっていくことに気がつく。順光で撮ると青空になる。逆光では青空にならないということだ。写真には、このちがいがちゃんと写る。

 順光

  逆光

また、ただ光があたっていればいいってわけじゃない。たとえば僕がポートレートを撮るときに順光はまずない。なぜなら影で汚く見えるからだ。特に今の時期のように太陽が真上から照りつけると、顔の下半分に影ができてしまう。これではどんな美人も台無しだ。昔から写真を撮るときには、順光だといわれているけど、ポートレートに関していえばあてはまらない。

 順光は影が汚い

ポートレートは逆光気味に撮る。それだと光があたらないから、汚い影もできない。もっとも逆光というと、真っ暗でシルエットのように写るのではと心配しする人も多いと思う。露出補正でわざと暗くつくった写真があるけど、逆光で撮るとこんなイメージではないかな。

 逆光は暗くなる!?

ほら、そうだったでしょう。でも、心配はいらない。それは昔の話。α100をはじめ最近の多くのカメラは、逆光を自動的に補正する仕組み(多分割測光)になっているから逆光でも暗くはならないんだ。ただし、被写体が極端に小さいときなど、例外的に暗く写るときもある。そのときは露出補正でプラス側に補正をすればいい。もっともα100なら露出補正をしなくてもけっこう写るけどね。

  α100なら平気♪

逆光の写りかたは、影がないのでつるんとして綺麗だ。曇天のときは逆光と同じようなものなので、意外に綺麗に写ったりする。ポートレートは曇天もオススメだ。ただし、もし逆光や曇天でメリハリがないようだったら、少し工夫するといい。もっとも簡単な工夫は、日中でも内蔵フラッシュを使うことだ。撮影モードはいつもどおりにプログラムAEでいい。ちゃんとメリハリがつくよ。でもカメラ位置からあたる内蔵フラッシュには限界がある。もっと立体感もつけて本格的に撮りたいというなら、レフ版を使うことになる。レフ板といっても白いボール紙で代用できる。

 レフ板があればなお◎

子供の頃に鏡に太陽の光を反射させて、いたずらしたことがあるだろう。レフ板のあてかたはあれと同じだ。光を反射させてメリハリをつける。コツは強くあてすぎないことと、真下からしゃくりあげないことだ。それさえ気を付ければ、失敗はしない。ちなみにしゃくりあげてはいけない理由は、下からの光は幽霊のライティングだからだ。それでは綺麗に写るはずがない。いろいろ試してみてほしい。

☆前回から登場! モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと 「順光の写真はヒドーイ! あれじゃ、ガッカリですぅ。逆光でキレイに撮ってくれないとね。逆光は軟らかだから、赤ちゃんを撮るときにも使えますね。じゃ♪」

 さて、次回は逆光撮影と関係の深い『Dレンジオプティマイザー』について話そう。では、よい週末を。


2006-08-17 11:20  nice!(12)  トラックバック(1) 

ズームの広角側と望遠側の使いこなし [レンズの話]

はい。アベっちだよ。 このブログは期間限定2ヶ月間だから、ちょうど半分が過ぎた。楽しんでもらえているかな? 後半さらに役に立つ記事を掲載したい。で、そのためにも、パワーアップできるゲストを呼んだ。梨沙(リサ)ちゃんだ。まずは自己紹介からいこう。

 

「みなさん、はじめまして梨沙です。これから何回かモデルで登場します。どうぞよろしく。アベさんとは前に仕事で知り合ってから仲良しです。みなさんも仲良くしてくださいね♪」

ということだ。よろしく頼む。決して可愛い女のコでniceを増やそうとか思っているわけじゃないよ(笑)。さて、本題に入ろう。8月1日掲載の「ピントはどこに合わせるか」で、つぎのように書いた。『画面全体をシャープにみせたいときは、はじめから18~24㍉ぐらいに合わせて使う。背景をぼかしたいときは、100~200㍉ぐらいに合わせて使う。この場合、被写体の大きさを変えるのは自分の足だ』これをもっと具体的に解説したい。

たとえば、18~70㍉F3.5~5.6と75~300㍉F4.5~5.6の組み合わせだったら、あるいはDT18~200㍉F3.5~6.3を持っていたとすると、何を基準に焦点距離を決める? 普通は、ファインダーをのぞいて、近かったら広角を、被写体が遠かったら望遠を選ぶんじゃないかな。また広い範囲を撮りたければ広角。アップを撮りたければ望遠という考え方もあるだろう。どちらにしても広角か望遠かは、被写体との距離や写したい範囲で決まるのが普通だ。もちろんこれも間違っていない。 

 市場のネコ。近ければ広角

 動物園の孔雀。遠ければ望遠

ファインダーをのぞいでレンズの焦点距離というか、写る範囲(画角)を決定する。普通は誰もがそうする。でも、これだと『画面全体をシャープにみせたいときは、はじめから18~24㍉ぐらいに合わせて使う。背景をぼかしたいときは、100~200㍉ぐらいに合わせて使う』 がぜんぜん実行されていない。そう。これだけではダメなんだよ。

まず最初に、いま撮ろうとしているシーンでは、背景までシャープに見せたいのか、背景をぼかしたいのか、それを決める。写すイメージを決めるてってことかな。そうしたら先にレンズの焦点距離はセットしちゃうんだ。画面全体をシャープに見せたかったら18~24㍉、背景をぼかしたかったら100~200㍉にする。これでファインダーをのぞくと被写体の大きさ、写る範囲はイメージとまったくあっていないと思う。それをズーミングで直しちゃいけない。被写体が小さかったら自分が前に出る。大きすぎたら後ろへ下がる。これが『被写体の大きさを変えるのは自分の足だ』ってことの意味になる。でも、そうすると、同じ場所でも下の2枚のように、驚くほどちがう写真が撮れるんだ。記念写真なら広角がいいだろうし、ポートレートなら望遠がいいだろう。

  18㍉

  200㍉

さて、もうひとつおまけね。広角と望遠の描写のちがいってまだあるんだ。広角は画角が広いから遠近感が強調されて見える。広角のダイナミックな描写にあこがれる人も多いだろう。反対に望遠は写る範囲が狭いから遠近感が感じられなくなる。状況によっては前後のものが詰まって見えるような圧縮感が感じられる。圧縮感(圧縮効果)も作画に大きく影響する。ただし、圧縮効果はわかりにくいのが難点だ。ただむやみに広角と望遠を撮り比べたぐらいではなかなか感じられない。圧縮効果を得るには、撮影シーン内に距離が必要なんだ。よし、花畑に行ってみよう。僕が北海道に行ったときは、7月でちょうどラベンダーが咲き始めていた。さあ、広角か、望遠かどっちが向いているだろうか? 

 18㍉

 北海道は広いから広角でと思うと、なんとこんなにスカスカに写る。広角では遠近感が強調されて、花と花が離れて写るからスカスカになるんだ。広いところは広角と思って、こういう失敗をする人は多い。

 300㍉

望遠のほうはというと、花がビッシリ咲いているように見える。手前の花と奥の花が、圧縮されてビッシリに見える。広角でダイナッミクな写真が撮れることはよく知られているけど、望遠の圧縮効果もぜひ覚えておきたいテクニックだ。

 


2006-08-15 18:09  nice!(10)  トラックバック(0) 

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